最速記録【TikTok採用|導入3週間で3名内定】HR戦略×SNSによる新しい若手採用のあり方
転職市場における若手採用は競合が多く、内定承諾まで繋げるのは至難の業。従来の求人広告・採用活動だけではターゲットの心を掴むことが難しくなっています。そこでカギとなるのが、若手のインサイトを刺激する”縦型ショート動画”です。転職潜在層にむけた企業認知の向上、顕在層にむけた就職・転職意向上げにおいて、「受動的に、短時間で、多くの情報量を伝えられる」というメリットがある縦型ショート動画は、新しい採用のスタンダードになると考えています。
そこで今回、デジタルやソーシャル領域に強みを持つ株式会社FOR YOUと、HR戦略コンサルティングを生業とするオールイン株式会社による初の共同プロジェクトが実現。愛知県で圧倒的な知名度を誇る、つばめタクシーグループ様の若手採用強化を支援したプロジェクトストーリーを座談会形式で振り返ります。
左から、
- オールイン株式会社/小林 美都
- つばめタクシーグループ/近藤 奈穂子 様
- 株式会社FOR YOU/井上 祐一朗 様
(以下敬称略)
|TikTokは転職潜在層・顕在層の双方にアプローチできる強力な採用ツール
小林:FOR YOU×オールインの共同プロジェクトがついにスタートしました。SNSに得意領域を持つFOR YOUさんは、なぜ今回採用領域への挑戦に踏み切ったのでしょうか?
井上:企業活動において動画コンテンツの活用が加速している中、採用領域においては活用の幅が狭く、理想の求職者へのアプローチ手法を確立できていないことが課題だと感じていました。そんな時にちょうどオールインさんから共同プロジェクトのお誘いをいただきまして。採用に特化したご支援はまだ事例が無かったので、この機会にソーシャル時代の新しい採用/アトラクト手法の実績を作りたいという思いがありました。
井上:特に今回のプロジェクトでも活用するTikTokは、企業のアカウントをフォローしていないユーザーにもおすすめ動画として表示されるので、新しいファンへの拡散が期待できます。つまり、求人を見ていない「転職潜在層」にもアプローチができるということです。FOR YOUではこれまでに200社以上の企業様のSNSアカウントを運用してきました。そのため、「バズを創出する動画フォーマット」や「エンゲージメントの向上に繋がるノウハウ」が蓄積されており、採用を目的としたコンテンツ制作においてもクライアント様の期待する成果を実現できると考えていました。
小林:オールインが採用コンサルティングのご提案でTikTokの活用を勧めているのも、同じく「転職潜在層へのアプローチ力」が理由の1つですね。
他にも、人柄や会社の空気感といった情報を伝えられるのも動画コンテンツならではの魅力だと考えています。入社を迷っている方が、選考を進んだり、内定承諾をしたりする上で安心材料となるコンテンツを増やせば、自然と内定承諾率も上がっていくはず。制作した動画・アカウントは、企業様にとっても中長期的に活用できる採用資産になりますし、挑戦する価値が高い領域だとご提案をしていました。
|タクシー業界のイメージを変える挑戦の一手に
小林:近藤さんは、なぜつばめタクシーでTikTokの導入を決めたのでしょうか?
近藤:つばめタクシーグループは、これまでもタクシー業界のイメージを払拭するために、リブランディングを含め様々な施策を行ってきました。今回のTikTok導入も同じ思いです。前々からオールインさんには動画コンテンツやSNS活用をご提案いただいていましたので、若手社員の入社実績が増えてきたタイミングで導入を決めました。
「つばめタクシーでは若手もたくさん活躍している」ということを、動画で多くの人に知ってほしいと思っています。
井上:実際に働く人たちを動画で見れば、印象は大きく変わりますからね。今回の撮影で若手ドライバーの方をアサインいただき、僕自身タクシードライバーのイメージが変わりました。言葉を選ばずに言うと、タクシードライバーは年配の方が多くて、無口で怖い印象があったんですけど、つばめタクシーのみなさんは若い方も多く、フレンドリーで明るくて。撮影もとてもスムーズに進みました。
小林:第一印象から柔らかい雰囲気で、みなさんお人柄の良さがにじみ出ていたなと感じます。この魅力はテキストだけでは伝わらないと思うので、「動画で伝えたい」と近藤さんが考えたのも納得ですね。
近藤:つばめは接客やおもてなしに力を入れているので、喋りやすい方ばかりなんです。撮影ではドライバーさんたちの魅力を存分に引き出していただき感謝しています。
|投稿開始から3週間で3名以上の内定に好影響
井上:TikTok投稿後、「ドライバーさんの業務内容について詳しく聞きたい!」というコメントもついていましたね。求職者からの反応はいかがでしたか?
近藤:すごく評判が良いです。TikTokの動画を見てから面接に来てくださる求職者さんがかなり増えました。直接感想も聞いていますが、「動画で社内の雰囲気を知れてよかった」「本当にあった怖い話は興味深くて引き込まれました!」「AIナビの使い方をTikTokで見て、これならできそうだと安心しました」といった声をいただいています。複数社から構成されるつばめタクシーグループですが、嬉しいことに「動画に出ていた●●さんのいる会社で働きたい」といった声もありました。
小林:すごい反響ですね!私たちの企画提案は、「企業認知/業務内容理解/仕事・働く人の魅力」の3軸でご提案していましたが、感想を聞くとどの動画内容もしっかり求職者へ届いているようで安心しました。
井上:新規アカウントの再生数は、再生数300の壁、1,000の壁…といくつかあるのですが、つばめタクシーさんのアカウントは投稿当初から全体的に1,000回を超える再生数を維持しています。さらに、3本目の投稿では早くも1万回再生を超えて驚きました。まだ広告運用をしていない中でこの成果はかなりすごいです。内定数や採用数への影響はいかがでしたか?
近藤:まだアカウント開設3週間ほどですが、既にTikTokを見た方の内定は3名以上も出ています!21歳男性(25新卒)の方には内定を出していて、21歳女性(第二新卒)の方には内定承諾もいただいています。あとは既に入社している41歳男性の方も、「TikTokで会社の雰囲気を見て安心したので面接に来ました」と言っていましたね。HPやスカウトでもTikTok開設の広報はしてましたが、まさかこんなにも早く効果が出るなんて驚いています!様々な施策を行ってきましたが、「3週間3名内定」は当社の最速記録です。
井上:メインターゲットの20代がしっかり集まり、かつ最速記録は素晴らしいですね!運用次第で、今後のエントリー数増加もかなり期待できると思います。
小林:40代の方の意向上げに繋がったことも良い実績ですね。無事採用に貢献できてよかったです!
|ドライバーの頑張る姿が、大切な人達にも伝わってゆく
小林:ちなみに、撮影協力いただいたドライバーさんや、社内からの評判はいかがでしたか?
近藤:ある社員は、おじいちゃん、おばあちゃんがTikTokをわざわざ登録して見てくれたそうですよ。次長も出演動画を気に入ったようで、自分のSNSで拡散していました。他にも、「前職から収入2倍」と語った社員の動画インパクトが強かったらしく、新入社員から「TikTokの人だ!」と認知されていたみたいです。社内にも良い影響が広がっています。
小林:頑張っている姿を周りに見せられるのは素敵なことですね。
井上:そういった感想を聞けて僕も嬉しいです。近藤さんの中でTikTok運用における今後の目標はありますか?
近藤:採用はもちろんですが、冒頭にもお伝えしたように「タクシー業界のイメージを変えること」は私たちのミッションだと思っています。つばめタクシーで感じられる「人対人」の魅力や、タクシー業界の変化と進化もわかりやすく発信していきたいですね。