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“アイテムを通して、ブランドの身体的理解を促す”

Works on 16 Jul 2019

IDEOROGY

Branding

ブランディング

企業名

オールイン株式会社

業種

広告・制作

媒体

名刺・封筒・Tシャツ・ポスター

アイテムを通して、ブランドの身体的理解を促す

ブランドは、社員一人ひとりが体現するもの。 しかし、ブランド理念を頭で理解しているだけでは、 その企業が持つ真の価値をお客様に提供することはできません。 では、どのようにしてブランドの本質を一人ひとりに浸透させていくか。 私たちオールインは、コーポレートサイトの世界観を 様々なアイテムに反映させることで、ブランドの身体的な理解を促しています。 例えば、名刺には『STAY LOW KEY』というスローガンを大きく記載。 名刺交換した相手から意味を聞かれ、自分なりに答えていく中で個々の理解が深まっていくという効果があります。 ブランドのエッセンスを無意識に刷り込ませるために、オフィスのエントランスには キービジュアルのポスターを額縁に入れて設置。ロゴを入れたTシャツの着用は義務ではありませんが、 袖を通したときには、ブランド理念を文字通り身体にまとうことができます。 お客様が企業に価値を見出すのは、ブランドそのものではなく、ブランド理念を身体で表現している個人。 個人にブランド理解を促していく上で、コーポレートサイトを基点にしたアイテムづくりも重要な役割を担っています。

Before

・コーポレートサイトをリニューアルし、スローガンを策定したことで一段落ついていた
・サービスの価値が属人化している傾向にあり、組織全体としてのオールインらしさが確立されていなかった
・商談や打ち合わせなどの初対面の場で、話のフックとなるエレメントに欠けていた

After

・お題目を立てて終わりではなく、一人ひとりがスローガンを自分の言葉で語れるようになった
・オールインらしさが組織全体に広がり、共通意識を持って仕事に取り組めるようになった
・Tシャツや名刺、ステッカーなどに着目してもらえる機会が多く、話題が広がりやすくなった

アイテムの品質向上は、ワークの品質向上に繋がる

アイテムを作る上で心がけているのは、社員が自発的に使いたくなる品質やデザインに仕上げること。
Tシャツを製作する際には、生地や縫製にこだわり抜きました。結果、1枚あたりの原価は3000円を超える金額になりましたが、
タイトなシルエットでありながらも動きやすいため、プライベートで着用しているメンバーもいます。
名刺に関しては、触れたときに違いを生み出すために、50パターン以上の候補から1枚225円の紙をセレクト。
オールインの価値提供は、契約を交わしてからではなく、相手に名刺を渡した瞬間から始まっていることをアイテムによって表現しています。
こういったアイテムに触れることで、自分たち自身が奮い立つケースも珍しくありません。アイテムの品質向上は、ワークの品質向上にも繋がるのです。