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“2つの普遍性を1つのコンセプトに落とし込んだ新卒学生向けパンフレット”

Works on 11 Dec 2018

IDEOROGY

Branding

ブランディング

企業名

株式会社ビービーシステム

業種

IT

職種

エンジニア

媒体

パンフレット・名刺

2つの普遍性を1つのコンセプトに落とし込んだ新卒学生向けパンフレット

既存のパンフレットに不満があったわけではないものの、 長年使用し続けているため、「オールインで刷新してほしい」という依頼が寄せられました。 条件は2つ。今後数年にわたって使用すること、そして、学生の親御さんからも好感を持たれることです。 この2つを満たすためには、時代に左右されない普遍性と、 読み手の属性に左右されない普遍性をクライアントのコアに紐付ける必要があると考えました。 クライアントはIT企業ですが、採用を行う上で文系・理系は一切考慮していません。 情報系の知識がない学生たちを多数採用しているのは、人のポテンシャルを信じているからこそ。 「可能性を見つけられる場所」というコンセプトこそが、“2つの普遍性”と重なり合うと考えました。 天体観測の画像を表紙に使用したのは、「見つける」をビジュアル化させると共に、 クライアントの代表が無類の宇宙好きであるというダブルミーニングを込めたかったから。 子どもをモデルに選んだのは、成長の伸び代がまだまだあることを表現したかったからです。

Before

・既存のパンフレットは一つひとつのコンテンツが独立していて、全体として伝えたいメッセージが不明瞭だった
・IT企業の雰囲気が強く漂っているため、文系の学生に「自分は採用対象外」と思わせてしまう懸念があった
・代表メッセージの文面が堅いので、学生からすると距離が少し遠く感じる

After

・伝えたいメッセージを表紙で明確化し、全コンテンツを同じコンセプトのもとに統一した
・IT企業の雰囲気を弱めたことで、IT企業を選択肢に含んでいない学生に対しても間口を広げた
・代表インタビューで「幸せの前髪」などのキャッチーな話題を引き出し、人柄の印象に柔らかさを与えた

人事担当者の専用名刺も制作しました。

社員全員が使う名刺ではなく、人事担当の方だけが使う専用名刺のデザインもご依頼いただきました。
その方とは、求人広告の案件で3年近いお付き合いがあります。
相手が誰であってもフェアに対話をする方なので、名刺でも双方向性を表現したいと考えました。
そこで、「相手の話に耳を澄ましている写真」と「自分が話している写真」を片面ずつにプリントし、両面で人柄を表現するデザインを提案。
別案として、名刺の裏表を同じデザインにして裏表のない性格を表現するアイデアも出ましたが、
名刺交換の際にその意図を自分で説明するのは面映ゆいため、前者が採用されました。

CLIENT VOICE

Client Voice

株式会社ビービーシステム
管理本部 HR担当リーダー 小原 圭子さん
最初の提案を受けたとき、「無から有を生み出す」という当社の企業理念が、第一印象で見事に伝わる企画だと感じました。 当社の社風や考え方を良く理解してもらっているので、特に要望や意見は述べていません。 最強に頼りになる制作チームなので、安心感があると共に、どんな企画を出してくれるのかいつもワクワクしています。 完成版では、当事者である自分たちでは気づかない些細なことも魅力的に表現されていました。これは思わぬ副産物でしたね。 社員インタビューに関しても、インタビューを受けたメンバーの意図を、本人以上に分かりやすくライティングしてもらいました。 学生がこのパンフレットを見たとき、当社で希望を持って働けるイメージを持ってくれると多いに期待しています。